
「ものづくり立国」といわれるように、ものづくりはわが国が長い歴史の中で培ってきた最も得意とするところであり、社会の基盤であることは申すまでもありません。経済的な不況下においても、この本質は不変です。一芸に秀でるものは、多芸に通ずるといわれています。若いころは何事もマスターしやすく、いったん身に付けたものは生涯の財産として役に立ちます。実学を重視する本大学校では、実験・実習さらにはインターンシップによる実体験とそのベースとなる基礎知識に重点をおいています。それらを通じて、ものづくりの基本である「知識」、「技術」と「技能」を体得し、実社会において存在感のある技術・技能のリーダーとしての基本を身につけることができます。
本大学校には、文部科学省所管の短大に相当する2年制の「専門課程」と、その修了者を対象とした2年制の「応用課程」があります。「応用課程」は文部科学省所管の学校では大学に相当します。いずれの課程においても少人数の精鋭を対象に教育訓練をおこなっています。専門分野において一芸に秀でるとともに、対人能力を高め、また安全意識や倫理観の備わった豊かな常識を備えるには、きめ細かな人間教育が欠かせないからです。
本大学校では、学生諸君が自らの能力を見出し、磨き、夢と希望の実現にむけ実りある青春を送れるよう、産業界の要請を踏まえた最新の講義と実験・実習を用意し、あわせてIT(情報技術)機器をはじめ最新の設備機器が存分に使える環境を整えています。適性に応じたきめ細かい就職進路指導による高い就職率も本大学校の誇りです。
技術・技能に携わる将来のリーダーを目指す意欲にあふれた諸君が、本大学校の緑豊かなすばらしい自然環境のもとで、青春に磨きをかけてくれることを切に希望します。
近畿職業能力開発大学校 校長 (工学博士 京都大学名誉教授)
家村 浩和








