訓練では、まずアナログ回路の基礎について学びます。これにより、電子部品の基本的な知識、およびアナログ回路設計の知識を身に付け、求人企業から求められている最低限の専門知識及び技能・技術を習得します。
次にPLD開発の方法を学びます。ハードウェア記述言語HDLを学ぶことにより、ディジタル回路設計・製作が短期間で行うことが可能になります。
続いてシーケンス制御技術について学びます。電気制御に関する関連知識を身に付けます。
後半はマイコンのプログラムについて学びます。マイコンの機能を活用して、低コストで省スペースな開発を身に付けます。さらに、パソコン通信技術について学びます。マイコンを搭載した製品とパソコンとのデータ通信が可能になります。
※PLDとは、programmable logic deviceの略で、ユーザーが自由にプログラムすることのできる ICです。
1か月ごとの訓練によって習得する具体的な内容を以下に整理しました。一つの目安として参考にしてください。
特に不要
※受講希望者が多数の場合、上記の条件を満たしていても受講できないことがあります。
制御技術科で訓練を受講すると、下記のような関連する職種に就職される方がいます。
(前職) (修了後の職種)
●経理事務 → 制御盤設計・製作
●製造業倉庫内作業 → 情報機器のフィールドエンジニア
●小売業販売 → 製造業電気設計
●建設業施工管理 → ソフトウェア開発
●営業企画・事務 → プログラマ
制御系プログラマー
現在、身の回りにある機器のほとんどはマイコンが内蔵されています。例えば、冷蔵庫、炊飯器、洗濯機などの簡単な制御のものから、HDD内蔵DVDレコーダや携帯電話など高度な制御まで幅広く利用されています。これらの開発には、機器の制御を担っているマイコンを組み込むためのハードウェア技術、プログラム開発が必要になります。
「制御系プログラマー」は、機器に組み込む制御プログラムを作成する仕事になります。制御プログラムといっても、制御の基幹部となるプログラム、ユーザの操作部となるプログラムなどさまざまです。そのプログラムを作成するには、ハードウェア仕様にあった機能を実現し、欠陥のないようにしなければいけません。さらに、作成した制御プログラムをハードウェアに組み込んで検査をし、不具合がなくなるまでプログラムを修正していくことも必要となります。
電子回路関連、電気制御関連ともに「機器・装置」を制御する仕事になるので、機械・電気・プログラムなどに興味のある方が向いています。
また、ハードウェア設計、プログラム開発ではパソコンでの作業がほとんどですから、パソコン操作に慣れているとよいでしょう。
通常、現場ではプロジェクトの一員として開発することになるので、チームとしての協調性やコミュニケーション能力が欠かせません。
制御系プログラマー、電子回路設計、検証エンジニア、制御装置の設計、電気配線工
60%(平成21年12月時点の平成21年度実績)
平成19年〜平成21年(3年間の実績)
(株)神菱エンジニアリング、ケイ・ティ・システム(株)、(株)森原システムエンジニアリング、(株)ミックウェア、(株)日本メカトロン、(株)甲陽エンジニアリング、計測器工業(株)、神戸アドテック(株)、(有)木村電機製作所、(株)サニー技研、上野電気工業(株)、大洋興業(株)、(株)サコテック 他
修了生の採用時の賃金(給与総支給額)
訓練修了後の就職先として、大きく分けると電子回路関係と電気制御関係があります。訓練により基本的な電気知識を習得できますので、どちらの職種でも無理なく入ることができます。
電子回路関係については、PLD技術やマイコン技術は基本を十分理解することにより、訓練では利用しなかった他社製品の開発も少ない労力で習得可能です。就職先に適合した組込技術に柔軟に対応できます。
電気制御関係については、シーケンス制御技術の基本を習得することから、制御盤の設計・製作からシーケンスプログラムの作成までさまざまな仕事に対応することが出来ます。
就職後は、就職先の仕事内容によっても異なりますが、プロジェクトの一員となりベテラン技術者のOJTにより、3年程度で就職先にて期待する仕事ができるようになります。
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」第7条の規定に基づき経済産業大臣が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定の技術水準にあることを認定するために実施している国家試験です。(※同条第2項に規定に基づき、独立行政法人情報処理推進機構が試験を実施。)
特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる技能について、幅広い知識を総合的に評価しています。
合格者には、経済産業大臣署名の合格証書が交付されます。
組み込みソフトウェア技術者試験は、組込みソフトウェア開発技術者に必要な知識の有無を確認するための試験で、以下の2つの試験を実施します。
就職後は、当センターで実施している短期間の在職者訓練コース(有料)を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である情報処理技術者試験に挑戦したり、組み込み技術協会の組み込みソフトウェア技術者試験等を受験したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
兵庫センター(ポリテクセンター兵庫)訓練第二課 施設内訓練受講者係
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