現代社会では、環境との調和を図りつつ、社会・経済システムの急激な変化と人間生活の多様化に応じた生活空間の構築を実現することが求められています。
住居環境科は、生活空間と人間、社会、自然との関わり方について理解するとともに、生活空間の環境創出、生産システムや自然現象に対する安全性等に関する知識および技能・技術を習得し、居住空間や生活空間環境の創造、あるいは生産分野での管理・運用等に対応できる実践技術者を育成します。
建築関連資格として、卒業後2級建築士の受験資格(実務経験0年)を得ることができます。また、在学中に宅地建物取引主任者等不動産関連資格、住環境福祉コーディネーター等の福祉関連資格にチャレンジできます。
授業内容
住居環境科では、企業実習と学科・実技を組み合わせた新たな人材育成システム(デュアルシステム)を採用しています。欧米では、産業界が真に求める人材の育成を大学だけでなく、企業と連携して実施しており、デュアルシステム訓練と呼ばれています。 日本においても、教育訓練機関における学科・実技に加えて、企業における実習訓練を一体的に組み合わせて行い、即戦力のある職業人を育てるための新たな人材育成システムを実施することとなりました。
これまでの職業訓練に比べて、企業における実習を大幅に取り入れて実施するため、企業ニーズ即応した本格的な実践力が身につけられますので就職に有利です。在学中インターンシップ、企業実習を通してより実践的な技術を身につける教育訓練です。
造形実習
インテリアや建築における「かたち」を考えるために、家具・インテリア・建築のさまざまな実例を通してその基礎となる見方や考え方を学びます。さらに3次元の立体や空間を表現するための方法として、フリーハンドによるスケッチから各種の理論的な作図法までのドローイング技法及びスチレンボード等を使用する模型の製作方法を学びます。

コンピュータ基礎実習
「基礎製図」で、建築内容を理解した上で手書きにより作成した図面を、CADを用いて再度、図面作成し、CAD図面作成能力を養います。建築物は、木造住宅および鉄筋コンクリート造事務所ビルです。CADソフトは、JW_CADとAuto cadを使用します。また、最後にはCGソフト(アドビ・イラストレーターなど)を用いてプレゼンテーション資料の作成方法を習得します。
構造設計 I
木質構造は多くの住宅に使われている構造形式です。この構造形式に対し、それまでに養った構造力学などの知識をもとに演習を入れながら木構造の特性を理解し、実際の木造住宅の構造設計手法を学びます。

建築設計実習 I
建築をつくるためには、先ず、イメージする建物を形にしてゆかなければなりません。そのために、建築設計実習 Iでは、コンセプトづくりから始まり、それをイメージへと変換させ、そのイメージを模型や図面に作り上げるための手法を学びます。また、空間化するための過程で空間把握能力やスケール感、設計発表会をとおしてプレゼンテーション能力も養います。
建築施工実習 II
鉄筋コンクリート造の生産方法、手順、材料、現場作業の内容、管理のポイントなどを習得します。また、設計図を読み取り、施工図の作成、施工計画の立案、材料の加工、現場での組立てに至る生産のプロセスを体験することで、鉄筋コンクリート造建物の躯体施工に必要となる知識・技術を理解します。
主な履修科目
一般教養
キャリア形成論、法学、職業社会論、生産環境学、数学 I、数学 II(線形代数)、物理学、英語 I、英語 II、体育
専門学科目
建築史、建築数学、統計学、コンピュータ基礎、環境工学 I、構造力学 I、建築計画 I、インテリア計画、建築構法、建築材料 I、建築設備、仕様及び積算、生産工学、安全衛生工学、建築法規、構造設計 I、構造設計 II、建築材料 II、建築施工 I、建築施工 II、構造力学 II
専門実習科目
基礎工学実験、造形実習、基礎製図、コンピュータ基礎実習、建築材料実験、建築設計実習 I、建築設計実習 II、インテリア設計実習、居住フレゼンテーション、建築施工実習 I、建築施工実習 II、施工図実習 I、施工図実習 II、建築測量実習、環境工学実験 I、建築総合演習 I、建築総合演習 II
主な就職先
佐藤建築、(株)東亜建設、(株)綾南住宅、(株)栄伸建設、(株)総合企画、(株)久米エンジニアリングシステム、(株)総合デザイン、(株)明和建材、関ヶ原石材(株)、エステート白馬(株)、(有)スズケン、(有)出浦商事、川瀬メンテナンス(株)、中央建鉄(株)、三和測量、ソフタード(株)、(株)医療福祉機構
資格取得
| 資格名 | 受験資格要件 |
| 一級建築士および 二級建築士 |
専門課程の建築・住居環境科の卒業者は、卒業した年に二級建築士を受験できます。また、応用課程に進学した場合は、応用課程在学中に二級建築士を受験できます。 一級建築士は、実務経験4年以上で受験できます。 また、応用課程に進学した場合は、在学期間が実務経験とみなされ、卒業後実務経験2年以上で一級建築士を受験できます。 |
| インテリアプランナー | 満20歳以上であれば誰でも受験できます。この試験に合格していること、さらに専門課程・インテリア科の卒業生は卒業後2年以上の実務経験年数を経ていること、この両方の条件を満たせば、登録申請をすることで、インテリアプランナーの称号が付与されます。 |
| 一級建築施工管理技士 および 二級建築施工管理技士 |
専門課程・建築科の卒業者は、実務経験2年以上で二級建築施工管理技士を受験できます。 また、一級建築施工管理技士は、実務経験5年以上で受験できます。 また、応用課程に進学した場合は、在学期間が実務経験とみなされ、卒業後実務経験2年以上で一級建築施工管理技士を受験できます。 |






